ミルクを足さない、哺乳瓶を使わないようにしましょう

おっぱいがどの位飲めているのかは、おしっことうんちの回数でわかります。
おしっこは、1日に6から8回くらい、うんちは、3から8回くらい出ていればおっぱいは足りていると言えます。

また、体重増加の目安は、WHO(世界保健機構)の指針では、1日に25グラム、1週間で115グラム、1ヵ月で450グラム増えていればかまわないことになっています。
出生直後は生理的体重減少があり、出生時の10パーセント程度の体重減少がありますが、その後増え続けていれば大丈夫です。
一般的におっぱいだけで育てられる赤ちゃんは母子手帳の成長曲線を下回る傾向にあります。
特に女の子の場合は多いようです。
長い目で見て、緩やかでも増えているようであれば、そんなに心配することはないようです。
赤ちゃんが元気で機嫌が良ければ、ほとんどの場合その子にあった発育状態ではないかと考えられます。

粉ミルクを足す場合には、おっぱいをあげてから40ccくらいまでにしましょう。
母乳の消化時間は約1時間です。
1時間くらい空けば授乳してかまいません。
粉ミルクの消化時間は約3時間です。
粉ミルクを足すと、粉ミルクの中には眠くなる成分も入っているので良く寝るようになるようです。
そうすると、授乳時間が空いて、おっぱいをあげる回数が減って、おっぱいが出にくくなるという悪循環に陥りやすくなります。
できるだけ粉ミルクを足さないことは、おっぱいをあげ続けるためにも大切なことなのです。

それと、哺乳瓶の乳首はお母さんの乳首と似てはいますが、全く違うものです。
哺乳瓶の乳首はおっぱいに比べると飲みやすい仕組みになっています。
粉ミルクを足したり、搾乳したおっぱいを飲ませる時には、コップやスプーンで与えましょう。

赤ちゃんは舌とあごを使って噛みしごくようにおっぱいを飲みます。
この動作が赤ちゃんの脳に刺激を与え、脳の発達を促すとも言われています。
楽に流し込むように飲めてしまう哺乳瓶の乳首では期待出来ないことです。
また、乳頭混乱と言って、赤ちゃんが哺乳瓶の乳首とお母さんの乳首がわからなくなり、おっぱいをうけつけなくなってしまうこともあると言われています。
そのような状態をさける為にも、哺乳瓶は使わないようにしたいものです。


同じカテゴリー(母乳育児)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
ミルクを足さない、哺乳瓶を使わないようにしましょう
    コメント(0)